息子が生まれてすぐに、私たち夫婦は息子の英語教育を始めました。
それなのにかかわらず、英語教育がまったく実を結ばないまま8歳になった息子。
夫と話し合った結果、家の中では出来るだけ英語を使っていこうと決めました。
日本で英語を学ぶなら、家の中で英語を使うことが何よりも大切だとわかったからです。
この記事では、 家の中で英語を使っていくと決めた理由とメリットや、私たち夫婦が行ってきた英語教育でなぜ子どもから英語が出てこなかったのかの推測を書いていきます。
あもです!子どもたちと一緒に英語勉強中です!
英語・母国語・日本語のトリリンガルです!英語には不自由していません!
息子です!英語は少しずつ好きになってきたところ!
わが家の英語教育で息子が話せるようにならなかった理由
夫と話した結果、わが家で行った英語教育で息子が話せるようにならなかった理由は、3つありました。
根拠を調べずネット情報を信じた
「赤ちゃんのうちから英語教育したほうがいい」
は夫婦の共通認識でしたが、具体的な勉強方法についてほとんど話し合いをしていませんでした。
しかも私たちは
英語で話しかけてさえすれば話すようになるっしょ !
と簡単に考えていました。
夫は事業を立ち上げたばかり、私は慣れない育児と、お互いとにかく忙しく、とりあえずネットで調べた以下のことを実行するのみ。
結局、息子は8歳になるまで英語をまともに口にしないという結果になったのは、すでにお話しした通りです。
そしていろいろな書籍を読んで勉強した今なら、わが家ではこの2点だけで英語が話せるようにならないことがよくわかります。
言語のバランスが偏ったままOPOLを実践していた
バイリンガルの英語勉強法に、OPOLという方法があります。
OPOLはOne person one languageの略で、夫婦一言語で子どもに話しかける方法のことをいいます。
わが家の場合なら、私が日本語、夫が英語担当になります
この方法をインターネットで知ったとき、
これだけでバイリンガルになるなんてすごい!
と思いましたが、OPOLを実践するときに大切な大前提を私たち夫婦は知りませんでした。
その大前提とは、「触れる機会が少ない言語の担当者はめっちゃ頑張んなきゃだめ」ということです。
he other main problem with OPOL, is that there is usually one language that gets more exposure, which means there will be one language stronger than the other. In bilingual families there isn’t often enough “one on one time” with each parent speaking only the one language, usually children are in a mixed language environment. While for the majority language this isn’t too much of a concern, the parent, or person, who is speaking the minority language will have to work harder to give more exposure to their language.
引用元:BILINGUAL KIDSPOT
OPOLのもう1つの主な問題は、通常1つの言語がより多く出てくることです。
つまり、1つの言語が他の言語よりも強くなるということです。
バイリンガルの家族では、多くの場合、十分な「1対1」ではなく、各親が1つの言語のみを話します。
通常、子供は混合言語環境にいます。
過半数の言語ではこれはあまり心配ではありませんが、少数派の言語を話している親または人は、 彼らの言語により多くの露出を与えるために一生懸命働く必要があります。
二つの言語が使われている環境でも、その言語を使ったり聞いたりするバランスは一緒ではありません。
私たち家族の場合、日本に住みながら日本語と英語のバイリンガルを目指しています。
だから、バランスを一緒にするためには英語担当者がめっちゃ頑張らなければいけないことになります。
日本に住んでいる我々は、日本語に偏りがち!
英語担当者の夫………
いそがしくて全然息子と話せていなかった……!!!!
OPOLきちんと機能しなくて当たり前!
いつもそばにいる母親がめっちゃがんばる言語担当だったら、OPOLはうまくいくのかも。
英語のインプットばかりで意味の結びつけをしてこなかった
英語のかけ流しは、生後2か月くらいからしていました。
耳が素直だといわれている幼いころから英語をたくさん聞かせれば、きっと話せるようになるはず!
はい、これが間違いでした。
ただのかけ流しがダメな理由は、この論文に書いてありました。
通常われわれは他人と会話を行ったり新聞を読んだりするような場合、言葉の意味が重要となる。
引用:インプットの言語形式への注意と文学的読解 プロセスの関係 一 第二言語習得のための理論的考察一 広島大学大学院教育学研 究科院生 西原 貴之 P44
つまりわれわれはインプットの意味に注意を払っている。
それらは 記憶の中に保持され心的表象形成する。
人間は必要な情報に注意を払い、それに基づいて心的表象を作り上げる。
必要のない情報は短期記憶 中ですぐに忘却される。
普通他入と会話をするとか新聞を読むといった状況では、どのような言語形式が意味を伝達する媒 体として使われていたかということはそれほど重要ではない。
したがってインプットとして入間の耳に入ってきても、言語形式に注意が十分払われていないので、言語形式に関する情報はほとんどがすぐに忘却される 。
この論文に書かれていること簡単に言うと、意味を知っている言葉じゃないと記憶に残りづらいよ!ということです。
ただ聞き流すだけじゃダメだったんだね
犬を指さして「dog」みたいに、英単語と周りにあるものを結び付ける作業も必要だったってことだね
子どもの英語上達に必要なのはおうち言語英語化
英語学習法について調べている中で、夫が見つけてきた学習法がMLAH法でした。
MLAHとは、Minority Language At Homeの略です。
その名の通り、「家の中でマイノリティ言語(わが家だと英語)を使おう!」
英語を家で使っていこうってこと?
そう!MLAH法が機能すれば、わが家の問題点はすべて解決するよ!
そ、そうなの!?
日本語に偏るバランスを修正できる
OPOLを機能させるのに必要なのは、言語のバランスです。
わが家のケースだと日本語が強くなりすぎて、OPOLがうまく機能しませんでした。
でもMLAHなら、家にいる時間は英語を使うので日本語に偏るバランスを修正できます。
ぼくは、学校での言語が英語だったんだよね
だからおうちでは現地語でも、無理なく英語を覚えることができたんだね
子どもたちは学校や保育園にいる時間のほうが長いから、せめて家では英語使うようにしないと覚えないよね
英語と日本語の意味がつながる
インプットはしたけど英語の意味を教えなかったという過ちも、MLAHなら解消されます。
わが家では、息子がよく使うフレーズから英語にしています。
これ買って!おやつ食べたい!お腹すいたー!ゲームやりたい!水ちょうだい!
これらはほぼ毎日言っているので、英語で言えるようになってきました。
やりたいってwantでしょ?
とだいぶつながってきているようです。
しかも、単語の意味が分かったからか、聞き取りも以前よりできるようになってきました。
goってことは、もうパパ仕事に行くってこと?
などなど、息子の口から聞けるようになってきました。
よくつかうフレーズから英語にしていくの、いいかも!
知っているフレーズが増えていけば、聞き取れる幅も広がるしね
関連 【保存版】子どもと話そう!子育て中に大活躍する英語フレーズ集
英語を繰り返し使うので記憶が定着する
ドイツの心理学者・エビングハウスが人の記憶について面白い実験をしています。
人は記憶をどのくらい維持できるのかという実験です。
20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。
引用:記憶について 実験心理学への貢献 ヘルマン・エビングハウス著 宇津木保 訳/望月衛 閲 誠信書房
この曲線は、エビングハウスの忘却曲線といいます。
成約率というのは、節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合です。
ここで大切なのは、20分後には42%、1時間後には56%、1日経つと66%の人が覚えたことを忘れているという事実です。
人間は忘れる生き物!
忘れるからこそ何度も繰り返すことが必要なんだね
家の中で英語を使うようにすると、知らぬ間に反復練習ができているので記憶にもすごく残りやすいです。
毎日使っているフレーズは、ちゃんと頭に残っているよ!
子どもの英語が上達しなかった理由と上達に必要なこと・まとめ
英語をたくさん口にしてたくさん聞くことは、英会話上達の近道!
「英語話せないし…..」というあなたは、 「good mornong!」みたいに日常生活でよく使うフレーズから英語にして、徐々に使える英語を増やしていくのがおすすめです。
起きなさい!とかね笑
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のぞきに来てね!
こちらの記事では、英語が苦手な方でもおうち英語を実践できるよう、わが家で実践している英語勉強法を具体的に紹介しています。
子どもと英語を勉強するのに、おうち言語英語化は本当におススメです。
まずは簡単なところから、楽しく英語勉強していきましょう~!
私もがんばります!!!
私がやっている英語勉強法はこの記事で紹介しています。
【時間がないワーママ必見】9分のスキマ時間でもできる英語勉強法
英語力を確実に上達させるために絶対すべき2つのこと
英語力を最短でより上達させるには、「スタディサプリへの登録」、「オンライン英会話レッスンを受ける」の2点のみ徹底すれば、確実に上達できます。その理由は下記の3点です。
- 体系的に英語学習できる高品質な教材を持てる
- 英語に日常で触れる環境を作り、上達せざるを得ない環境を作れる
- ネイティブからの指導で、絶妙なニュアンスの違いを認識できる
体系的に英語学習できる高品質な教材を持てる
英語を勉強するにも、体系的かつわかりやすい教材が必須になります。ただ、書籍や問題集などでは分野別の対策しかできず、体系的に学べる高品質な教材があると英語学習を有利に進められます。
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英語に日常で触れる環境を作り、上達せざるを得ない環境を作れる
「スタディサプリ」のようなどんなサービスを使っても、英語は毎日触れていないとすぐに忘れてしまうと言われています。
そこで日本人が英語の習慣をつけるには、英会話を活用するの1つに尽きます。
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ネイティブからの指導で、絶妙なニュアンスの違いを認識できる
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